仮想通貨の初心者向け始め方ガイド
初心者ガイド

ライトニングネットワークとは?ビットコインの高速送金化に期待されている技術を解説

ビットコインの未来を明るくする鍵のひとつに「ライトニングネットワークの実用化」が挙げられます。

ご存知のとおり、2017年の年末にビットコインが過去最高値の220万円まで暴騰しましたよね。

そのとき何が起きていたかというと、ビットコインの送金が増えて処理能力が限界を超えてしまったために手数料が高騰したわけです。
たとえば500円を送金するのに手数料が3,000円とか考えられない状況でした。

そんな大問題を打開すべく進められている技術がライトニングネットワークです。

スマホ用ウォレットが実用化される等、少しずつ普及され始めているライトニングネットワークについて解説していきたいと思います。

ライトニングネットワークとは?

ライトニングネットワークとは、ビットコインを別のネットワーク上で取引を可能にする技術のことです。

簡単にイメージしやすいように言うと、現在の送金処理の遅いビットコインは【入場券をひとりずつ確認している】ような仕組みになっているんです。
それがライトニングネットワークは【団体入場が可能になる】仕組みと捉えてください。

◇現在のビットコイン
一回の取引ごとにその都度ブロックチェーンに決済履歴が書き込みされ、取引ごとに不正がないかの承認作業(マイニング)が発生するために非常に時間がかかる。一人ずつ確認するため大行列ができてしまう状態。

◇ライトニングネットワーク
複数の取引を一回の取引にまとめることで処理時間を解決しようとする技術。代表者が複数のチケットをまとめて渡して大勢の人が入場できるような状態になる。

当然ライトニングネットワークが実用化されると、取引スピードは圧倒的に早くなります。

取引のスピードが光速のように早いネットワークであることから、ライトニングネットワークなんですね。

ライトニングネットワークのメリット・デメリット

ライトニングネットワークのメリット

取引スピードが早い

ライトニングネットワークの最大のメリットは、名前が示すように圧倒的に早く送金できることでしょう。

ブロックチェーンを利用してビットコインを送金すると、仕様上どんなに早くても10分以上かかります。

一方でライトニングネットワークを使って送金すれば、早ければ1秒以内に送金することができちゃうんです。

そのうえ、1秒間に処理できる件数が大幅に増えるため、遅延の心配もなくなります。
ライトニングネットワークは発展途上の現在でも、すでに秒間1,000件以上の処理をすることができますさらには開発が進めば、秒間数万件の処理ができるとも言われているんですね。

秒間4,500件の処理能力があるとされている、クレッジットカードを超えるほど早いことが分かります。

手数料が安い

ライトニングネットワークでは、送金手数料はほとんど必要ありません。

現在、ビットコインの送金手数料はブロックチェーンに書き込む際にマイナー(=マイニングする人)に支払います。
このとき、手数料は500円前後もかかるため、日常生活で使うには現実的でないと批判されています。

一方で、ライトニングネットワークで送金する際には、ライトニングネットワークを建てた人に手数料を支払うのですが、1satoshi(=0.00000001BTC ※ゼロが8個で覚えてますw)単位の激安の手数料で済むため、手数料はほとんど必要ありません。
2018年9月現在のビットコイン価格であれば、1satoshi=0.007円ですねw

この手数料はライトニングネットワークを建てた人が自由に設定できます。
そのため、ゆくゆくは手数料が高騰するのではないか!?という疑問の声もありますが、その可能性は小さいと思ってます。

理由は「ライトニングネットワークは誰でも建てられる」からです。
単純に、手数料を誰かが高くしたところで他の安いライトニングネットワークに移られて終わるのがオチでしょうね。

ライトニングネットワークの構造はチェーン店の価格競争のような縮図があって、安くしたほうがインセンティブが働くような仕組みになっちゃっているんですよね。

ですから、ライトニングネットワークは今後も限りなくタダ同然の手数料で送金可能であると思います。

ライトニングネットワークのデメリット

ビットコインが一部に集中しかねない

ライトニングネットワークの最大の懸念として、富の集中が挙げられます。

実はライトニングネットワークには「建てた人のビットコイン保有量以上は取引を一度に行うことができない」という制約があります。

この制約は、少額の決済を行うだけで済むような日常生活での利用には問題ないと思います。
ただ、企業間の取引のように多額のお金が動く場合には、大量のビットコインを保有している人が建てたライトニングネットワークしか利用できない。ということが起こります。

企業間の取引を許容できるほどのビットコインを保有する人はかなり限られているでしょう…。

その人たちが建てたビジネス専門のライトニングネットワークはきっと寡占状態になりますよね。
競争が少ないことから手数料を高めに設定できてしまい、ビットコインが一部の人たちに集中してしまう状況につながりかねないことが懸念されています。

セキュリティーの問題

ライトニングネットワークはブロックチェーンとは別のネットワーク上で取引を行うため、ブロックチェーンほどセキュリティーが高くありません。

ブロックチェーンは過去から現在にいたるすべての取引記録が連動しているので、悪意のある人が不正を働こうとしても、その他大勢のマイナーたちの計算量を上回って処理をし続けないといけないため、不正を働くことは不可能と言われています。

一方のライトニングネットワークは利便性を追求しているため、ブロックチェーンのような不正や改ざんを働くことが不可能な構造にはなっていません。

  ブロックチェーン ライトニングネットワーク
利便性 送金処理が遅い
手数料が高い
送金処理が超早い
手数料が激安
セキュリティー 不正や改ざんはほぼ100%不可能 万全な対策は行われていない

両方の条件を満たす技術が最強!なんですけど、それはなかなか難しい…。

ライトニングネットワーク実装のアプリ『LApps』について

ライトニングネットワークはすでに公開されており、あとは普及を待つだけです。

そして、ライトニングネットワークを実装したアプリケーションのことをLAppsと呼びます。イーサリアムのDAppsをもじった言葉ですね。

仮想通貨ゲームで有名なDAppsとは?将来性やメリット・デメリットなどを解説仮想通貨の情報に触れていると『DApps』というキーワードは必ず目にしたことありますよね? 「名前だけは見たことあるけど、詳しいこ...

現状では、複数の開発者がLAppsに取り組んでおり、エンドユーザー向けではないものの実際に触ることができます。

せっかくですので、いくつかのLAppsを紹介しますね!

Eclair Wallet

Eclair Walletはライトニングネットワークを活用したウォレットアプリです。

実際にライトニングネットワークを利用した送金が可能で、LAppsを利用するためには必須になります。
また、現時点ではAndroidのみでのリリースになっています。

Eclair Wallet
Eclair Wallet
開発元:ACINQ
posted withアプリーチ

Papercall

PapercallはAPIの課金を実現したモジュールです。

モジュールとは?

一定の処理をするプログラムを簡略化したコードで実行することができるアプリケーションのこと。

このモジュールを使用することで、APIを使用するたびに課金され料金が支払われます。
つまり、とあるアプリが他のアプリの一部機能を使うたびに少額の報酬が得られるということですね。

これにより、使いやすいAPIを開発してお金を稼ごうとするインセンティブが実現できます。

開発者ではない限り直接触れる機会はあまりないと思いますが、Papercallの登場によりAPI開発者が増加し、サービスの多様化が期待できるんです。

Y’alls

Y’allsは記事投稿者と読者を直接つなげるWebサービスです。

記事が読まれると、投稿者に仮想通貨が支払われます。
その最小金額は0.01ドル、つまり1円ですね。

非常に安い価格で記事を読むことができます。
「NAVERまとめ」の中央管理者がいないバージョンのようなものと思ってください。

つまり、今までは新聞やブログなど定額課金やアフィリエイトによるビジネスモデルしかできなかったサービスに、従量課金によるビジネスモデルという新しい選択肢が提供されたことになります。

ライトニングネットワークの実用化によって、ビットコインの普及は進むんじゃないか


出典:https://explorer.acinq.co/

こちらのキャプチャ画像は、現在のライトニングネットワークのチャンネルです。
まだまだ実験段階ですが、チャンネル自体は着実に増加しているんですよ。

ライトニングネットワークの要点
  • 別のネットワーク上で取引を可能にする技術のこと
  • メリットは手数料が安いことや送金スピードが早いこと
  • デメリットはビットコインが集中することやセキュリティー問題
  • LAppsと呼ばれるライトニングネットワークを実装したアプリケーションが公開されている

このような特徴から、ライトニングネットワークはビットコインのスケーラビリティ問題を解決する画期的な技術であると言われているんですね。

スケーラビリティ問題とは?

スケーラビリティ問題とは、仮想通貨が取引通貨として使用される場面が増えることで、データ処理が追い付かなくなってしまう問題のこと。

ライトニングネットワークが普及するにつれて、決済手段としてのビットコインの利便性は格段に高まると思っています。

今後、ライトニングネットワークの実用化に向けて、どのような進展があるのか引き続きチェックしていきましょうね!

世界で断トツ1位の利用量を誇る取引所

仮想通貨の投資で稼ぎたいなら必ず使いたい取引所。

  • 取引所ランキング断トツ世界1位
  • 日本語完全対応
  • レバレッジは1倍〜100倍まで操作が可能
  • ロスカットがないので中長期のホールドも可能
  • 追加証拠金なしなので借金リスクが全くない安心感

 

確実に稼ぎたいならBitMEXを使いこなそう。

 

驚異の100倍レバレッジ!BTCFXの取引所「BitMEX」の特徴を徹底解説少ない投資予算でも短期で稼げる!ということで、レバレッジ取引のできるFX投資が仮想通貨でも大流行し始めていますね。 で、短期FXト...
こちらの記事もおすすめ